初めて子どもが生まれた年に、美しい音楽を書き残したくなり、この曲を書きました。“The Child is father of the Man” という一節に惹かれて、この「The Rainbow」という詩を選びました。
詩を読んだ私には自然への畏敬の念を抱く厳かな心が感じられました。それを踏まえて、全体的には美しい和音の響きを感じられるようにと、メロディやリズムが言葉とともに自然に感じられるように精一杯気を配り構成しました。斬新さを求めるというよりは、伝統的な対位法(コラール技法)の書法を背景に音楽を書き進めました。
最後の空へ駆け上がるような爽快感に溢れたフレーズへ繋がるように、丁寧に一つ一つの和音の響きを味わいながら歌い進めて頂けたら幸いです。
製本版とデジタルスコア版(ダウンロード版)の2種類あります。以下でどちらかを選択して下さい。
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作曲者: 綿引浩太郎 作詩者: William Wordsworth 声部: SATB 伴奏: アカペラ 言語: 英語 演奏時間: 2分46秒 ページ数: 12
◆演奏情報◆ 指揮: 松下 耕 合唱: The Metropolitan Chorus of Tokyo 第4回日本国際合唱作曲コンクール(ICCC Japan 2018)第3位入賞作品