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Pietro Ferrario

ピエトロ・フェッラーリオは、1967年、ブスト・アルシーツィオ生まれのイタリアの音楽家である。ブレシア、ミラノ、アレッサンドリアの音楽院でピアノ、作曲、オルガン、合唱指揮を、それぞれマリアテレーザ・ネブローニとルチア・ロマネーニ(ピアノ)、ルイジ・モルフィーノ(和声、対位法、オルガン)、ブルーノ・ベッティネッリ(作曲)の各氏に師事し、卒業。作曲をパルマとシエナでアツィオ・コルギにも、映画音楽をエンニオ・モリコーネに、オルガンをライオネル・ロッグ、ジャンカルロ・パロディなどに、発声法と合唱指揮をステファン・ウッドベリー、ゲイリー・グラーデン、トヌ・カリユステに師事した。

作曲家、合唱指揮者、ピアニスト、オルガニストであり、イタリア国内および海外(スイス、ドイツ、フランス、スペイン、アイルランド、オーストラリア、中国、アメリカ、ニュージーランド、アルゼンチン、イスラエル、日本、セルビア、ハンガリー、オーストリア、ノルウェー、南アフリカ、チェコ、スロベニア、インドネシア、ベルギー、イギリス、ラトヴィア)、主要音楽祭や合唱団で演奏、録音されている様々な作品の著者として評価されている。

2004年、ゴリツィアで開催された国際合唱作曲コンクール “C. A. Seghizzi “で第1位を獲得した。2008年ミラノで行われた第2回国際作曲コンクール「ブルーノ・ベッティネッリ」第1位。2016年アレッツォ作曲コンクール “Canta Petrarca “第1位。2020年AERCO国際作曲コンクール第1位(受賞作品は2021年にキングス・シンガーズにより演奏される)。作品は、Carus、Ferrimontana、Edition Icot、イタリアのRicordi、Sonzogno、Carrara、Feniarco、Edizioni Musicali Europee、Sonitusから出版されている。合唱曲のほか、ピアノ曲やオルガン曲も意欲的に作曲している。イタリア国内外の重要な合唱コンクールや作曲コンクールにしばしば審査員として招かれている。1997年の設立からEnsemble vocale Calycanthusの指揮者を務め、イタリアの最も重要な2つの合唱コンクール(Arezzo 2005とVittorio Veneto 2006)で第1位を受賞。作曲家のVytautas Miškinis、Rihards Dubra、Azio Corghi、Ivo AntogniniはCalycanthusのために作品を書き、近年初演を努めた。ヴィチェンツァ、カリアリ、サッサリ、チェゼーナ、パルマ、ペーザロの音楽院で教授を務める。現在、アレッサンドリアのヴィヴァルディ音楽院で音楽理論の教授を務める。ミラノ近郊のパラビアゴに在住。