ジェームズ・トムソンはヴィクトリア朝の詩人の一人です。 スコットランド出身で1834年生まれ、『恐ろしい夜の都』という代表作で知られています。
彼の作品は悲観主義の中にあり、暗い憂鬱なものが多いのですが、その中で異彩を放つのがこの「In May」です。大地や万物が輝き、鐘の音が響き渡る素晴らしい世界がこの詩では表現されています。
作中の”Green flames wave lightly everywhere!”(緑の焔が見渡す限り燃えている)という一節に魅力を感じて、この詩を選びました。悲観主義を抱えながらも、生命の輝きを表現しているところに、作曲家として活動する私が憧憬を覚えたことも確かです。
美しい響き、駆け抜ける速いリズムとともに五月をお楽しみ頂けたら幸いです。
製本版とデジタルスコア版(ダウンロード版)の2種類あります。以下でどちらかを選択して下さい。
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作曲者: 綿引浩太郎 作詩者: James Thomson, B. V. 声部: SATB 伴奏: アカペラ 言語: 英語 演奏時間: 3分00秒 ページ数: 12
【演奏動画】