この作品では「Alleluia」のことばに私が感じた、祈り、躍動感、熱狂を表現した。導入部分はホモフォニックであるが、ソプラノ→アルト→ベースの順にパートソロが現れ、それぞれの祈りや賛美の形を歌う。
Aではこの曲の基本となる躍動的なリズム形が提示される。
Bは女声の作るリズムに導かれ、男声がメロディを歌い始める(全体にブルースの要素を取り入れている)。Meno mossoは短い「繋ぎ」であるが拍子と雰囲気の変化を確かに表現したい。
CはAの発展形でベースとソプラノが会話するように掛け合う。Meno mossoは前回より動きと熱のある音楽となるが、徐々に収束し導入部分の再現であるDへと向かう。
Dではベース→テノールのパートソロがより自由に動き回る旋律を歌い上げる。
Eは歓喜の渦の中、最後は天上にも昇るような熱狂により曲を華やかに締める。
製本版とデジタルスコア版(ダウンロード版)の2種類あります。以下でどちらかを選択して下さい。
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作曲者: 横山智昭 声部: SATB 伴奏: アカペラ 言語: ラテン語 演奏時間: 2’40” ページ数: 12
◆演奏情報◆ Edition ICOT 開設記念演奏会 2020年11月8日 指揮者: 松下耕 合唱団: The Metropolitan Chorus of Tokyo