「Ave dulcissima Maria(幸いあれいと優しきマリアよ)」は、聖母讃歌のひとつです。テキストはマリアへの挨拶から始まり、ソプラノとテノールの旋律の交錯を伴いながら、ホモリズミックに作曲しました。この部分では、繊細で虹色の光沢を持った質感のハーモニーを伴い、非常に穏やかに音楽が運びます。 その後、短い2つの部分へ移ります。1つ目のセクションでは、男声と女声がわずかに興奮しながら対話します。2つ目のセクションでは、(ここは曲の中で最も感動的な部分ですが)、ソプラノがメロディを歌い、そのほかのパートはリズミックに、しかしやさしく、ソプラノを和音で支えます。 モテットは、短い再現部とコーダによって終止します。
製本版とデジタルスコア版(ダウンロード版)の2種類あります。以下でどちらかを選択して下さい。
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