György Orbán
ジェルジュ・オルバーンは1947年にルーマニアのトランシルヴァニアに生まれた。トランシルヴァニア地方の優れた多文化拠点となっているクルジュ=ナポカの音楽アカデミーで作曲を学び、1973年に卒業後は同アカデミーにて音楽理論を講義した。1979年からハンガリーに居住し、ブダペストにあるリスト・フェレンツ音楽大学にて作曲と音楽理論の教鞭を取っている。
彼の作品の多くはオラトリオと合唱曲である。器楽曲は交響曲的な小品、小編成での器楽声楽曲から吹奏楽、室内楽曲と多岐にわたっている。
交響曲や室内楽曲以上に彼の関心を引いているのは、オラトリオやミサ、無伴奏、伴奏付きのラテン語、ハンガリー語、英語で書かれた宗教的・世俗的なテキストによる合唱音楽である。これまでに140以上の合唱作品が作られ、世界中で歌われている。