Chris O'Hara
合唱団や集会、教会やコミュニティのプロジェクトのための作曲・編曲は、クリスの主な専門分野である。また、BBCラジオ4の「Daily Service (礼拝)」やBBCの「Songs of Praise」などの番組でも音楽監督や編曲を担当している。 2008年には、BBCテレビの合唱団をテーマにした6部作のドラマシリーズ “
「All the Small Things」で、音楽監督と合唱編曲を10カ月間担当した。彼の作品には、混声合唱作品、児童合唱作品、オーケストラ作品がある。その中には、1938年のキンダートランスポート(子どもの輸送)をテーマにしたカンタータ「The Other Shore」(2005年)や「Trees Alone Remain」(2011年)などがある。後者は英国の慈善団体「The Woodland Trust」のために、ロジャー・マクゴー、キャロル・アン・ダフィなどの詩を用いて作曲された。
2013年には、合唱曲「We Dare To Dream」が、香港国際青年児童合唱フェスティバルの公式テーマソングに選出された。2014年12月には「Bright Star」で第1回ジャン・シベリウス国際作曲コンクールのファイナリストとなり、2015年4月には、自作の合唱曲「Commonwealth of Love」で米国のPullen Memorial choral composition prizeを受賞した。2018年には、受賞歴のあるManchester Choraleが、第一次世界大戦時代の女性詩人(ヴェラ・ブリテンやエディット・シットウェルなど)が書いた詩に曲をつけた「Scars Upon Their Hearts」を初演した。