私はずっと、光が想起されるような詩に惹きつけられてきました。実を言えば、私の歌曲や合唱曲には、タイトルにも「光」が入るものがたくさんあります。(Luci serene e chiare, Resterà la luce, L’aurora risplende di luce, Altissima luce, Luci e stelleなど)それ以外の曲でも、行間では、光について考えているのです。光はエネルギーであり、いのちです。歌うこともまたエネルギーです。なぜなら歌は、コミュニケーションを希求する表現方法であり、意識的な強さと生命力豊かに取られた呼吸の結果だからです。
この曲の輝きは、最初の小節からすでに感じられます。しかし、この生命力溢れる部分の“クライマックス”は39小節目に、以下のテキストが歌われるところで、それに伴いやってきます—you are worthy of being praised by voices of joy。アルト1によって歌われるモチーフは、ハ長調のスケールを下行しますが、その喜びの叫びを図形的に模倣することを目論んでいて、その短いモチーフのあと、必然的に他パートも下行します。この“叫び”にさらに力を与えているのが、そのリズムと、各声部が能動的に加わってくることです。それらにより、アルトの狂喜の波に自分たちを乗せていくことができるのです。そして私たちは、力強く、強烈な、生命力溢れる合唱の声により、曲が最高潮に到達する、壮大な“Finale”に辿りつきます。