Stephen Leek
オーストラリアの作曲家、指揮者、音楽家、教育者であるスティーヴン・リークは、世界中で名だたる合唱団と活動を行うとともに、ゲスト指揮者としても活躍。自身が創団したvOiCeArT及びThe Australian Voicesの指揮者を2009年まで務める。彼の作品は、独自の現代的な声を持ち、世界中の一流合唱団によって定期的に演奏され、多くの指揮者に支持されている。
オペラ、管弦楽曲、室内楽曲、教育・舞踏曲などを作曲してきたが、リークは、過去40年にわたり合唱音楽に取り組み、オーストラリアの言葉やテーマを用いて、オーストラリアならではの色彩や質感を探求した700以上の合唱作品をあらゆる年齢やタイプの合唱団のために作曲したことから、しばしば「オーストラリア合唱音楽の創始者」と称されている。
また、スティーヴン・リークは、世界中の合唱音楽の発展に大きな信念を持ち、2011年から2017年まで国際合唱連合(IFCM)の副会長、2012年、2013年にShanghai Youth Choirの創立芸術監督、2015年にはAsia Pacific Youth Choirの指揮者など国内外の役職を歴任している。2004年にドイツのダルムシュタットで正式に授与された権威ある「ロバート・エドラー合唱音楽賞」をはじめ、国内外の数々の賞を受賞している。
リークは指揮者や作曲家として活動を続けているが、現在はキャンベラに在住し、非営利市民団体として受賞歴もある、若者のための質の高い音楽プログラムを提供する「Young Music Society」の芸術監督を務めている。現在、オーストラリア国立大学音楽学部で作曲を、メルボルン大学音楽学部で合唱指揮の講義をしている。余暇は、絵画やアンティークの収集、美しいオブジェの再利用など、他の芸術的な活動も楽しんでいる。