魔法の呪文のような不思議なタイトルのこの作品ですが、詩も少し変わっています。一種の言葉遊びではあるものの、ただ言葉を並び替えただけでなく、完成されたテキストは響きもリズム感も考えられたものになっているところに面白さを感じました。 作曲時、私の頭の中にはある風景が浮かんでいました。それは「彼女」が歌を歌う時、風がビューと吹き、木々が揺れ、雲が流れてゆく…目まぐるしく世界が動いている光景です。それは「彼女」の身体を通して「彼女」を取り囲む自然が呼応し、皆が「歌う喜び」を感じているイメージです(ちなみに「彼女」というのは、女声アンサンブル「しゃち子。」の委嘱により2019年初めに女声版を作曲したことから。半年後、「アンサンブルVine」のために混声版を作曲)。 歌う喜びを感じながら、楽しんで歌っていただけましたら幸いです。
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作曲者: 山下祐加 作詩者: Ironim Ikuzanim 声部: SATB 伴奏: アカペラ 演奏時間: 3’00” ページ数: 12