この詩のテーマ「あお」は、私には「神」に思えてなりません。一方で、「私たち人間」のようにも感じます。 詩編118に、『家造りの捨てた石が、隅の親石となった』という一節があります。主は、人に捨てられましたが、神に愛された方でした。また、私たち人間も、『捨てる神あれば拾う神あり』の言葉にある通り、あるところで受け入れられなくても、他の場所で自分を理解してくれるところを見つけるでしょう。 美しさに潜む醜さ、醜さの中に潜む真実。そしてその全てを包み込む私たちが住む地球。この詩は、人間と地球への讃歌であり、信仰への敬意が語られていると思います。 作曲は、それらの言葉を温かく、優しく、力強く包もうとしています。これらの音が、合唱団の声とピアノの音色によって、宇宙に放たれた時、奇跡的な「調和」の空間が生まれることでしょう。
製本版とデジタルスコア版(ダウンロード版)の2種類あります。以下でどちらかを選択して下さい。
— もしくは —
作曲者:松下 耕 作詩者:谷川俊太郎 声部:SSA 伴奏:ピアノ 言語:日本語 演奏時間:3’40” ページ数:16