女声合唱団ゆめの缶詰の委嘱により2018年に書き下ろし、同年の東京都合唱コンクールにて初演されました。
この作品は、女声合唱とピアノに加えソプラノサクソフォンが入るという、少し珍しくチャレンジングな編成です。ソプラノサクソフォンという楽器を選んだのは、この詩の持つ質感・肌感覚(清涼感や洒落っ気がありつつ、どこかスパイシーな鋭さを持つ)と楽器の音色やキャラクターが合うと思ったからでした。
女声合唱とサクソフォン、ピアノの3者が対等な立ち位置で、近代フランス的な響きやジャズ的要素(ブルース調のリズム)など様々な色を見せながら、さりげなく印象的な風を吹かせていくような楽曲を目指しました。
レアな編成ではありますが、ぜひ多くの方に楽しんでいただけたら嬉しいです。そしてこの作品を委嘱初演してくださった女声合唱団ゆめの缶詰の皆さま、指揮の相澤直人さん、ソプラノサクソフォンの木村有沙さん、ピアノの河野紘子さんに心より感謝いたします。
製本版とデジタルスコア版(ダウンロード版)の2種類あります。以下でどちらかを選択して下さい。
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作曲者: 名田 綾子 作詩者: 谷川俊太郎 声部: SSA 伴奏: ピアノ+ソプラノサクソフォン 演奏時間: 5’30” ページ数: 24
初演:2018年9月17日 東京都合唱コンクール大学職場一般部門 室内合唱の部 女声合唱団ゆめの缶詰 指揮:相澤直人 ソプラノサクソフォン:木村有沙 ピアノ:河野紘子
委嘱:女声合唱団ゆめの缶詰