元々混声合唱曲であるルネサンスの作品を、女声合唱に改編することは、実はそれほど容易な作業ではない。そしてその改編の難度は、作曲者によっても異なる。 その点、パレストリーナの手法は美しく整っているので、この曲はさほど苦労することなく女声合唱に改編することができた。 この版の最大の特徴は、後半部分に隠されている大きな3拍子を表記したことだろう。この、複合されたリズムを感じることにより、合唱団はより精彩に富んだ表現をすることができるだろう。 女声合唱団がなかなか楽しむことのできなかったルネサンス期の作品を、この版でどうぞお楽しみいただきたいと思う。
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作曲者: G. P. da Palestrina 校訂者: 松下耕 声部: SSAA 伴奏: アカペラ 言語: ラテン語 演奏時間: 2’30”-3’00” ページ数: 8