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Four glances at the sky

作曲者:Vytautas Miškinis

作曲者より

組曲「空の 4 つのきらめき」
1 曲目では、「だれが風を見たでしょう?」という旋律がセカンドソプラノによって歌われます。他の声部も、それに応えるかのようにこだまします。とはいえ、ソプラノもアルトも、和声的な伴奏の機能を果たしているわけではなく、旋律的に歌われます。
2 曲目「えいえん」では、3 声を組み合わせ、一見ホモフォニー的に連続的な模倣が起こっていると見せかけて、純粋なハーモニーが歌われます。ピアノ伴奏は、合唱と重複しないようにし、独立した機能を持たせています。
3 曲目「ほしふるよるに」では、伴奏をつけませんでした。このアカペラが、組曲に新しい色彩をもたらしています。各声部には直線性を持たせています。Più mosso のパートでは、リトアニアの民族的な、カノン原理に基づいたポリリズム、ポリフォニックな歌唱法であるSUTARTINEを使用しています。ここでは、最初の 2 つの声部がカノンの原理に従って織り成される一方、低声部はリトアニアのパンフルートや竹笛に似た音を出す民族管楽器 SKUDUČIAIの音を模倣します。13 小節目からは、声部の機能が逆転します。高声部は楽器を模倣し、低声部は旋律を歌います。曲の最後には、元の形態に戻ります。これは短い回想です。
前 3 曲が英語のテキストを用いているのに対し、4 曲目「幸いなる光」はラテン語を用いました。これがまた、合唱パートを新たに色付けます。そして、聖アンブローズによるとされるテキストは、生命の光の永遠性を語ります。この考えは、全曲に貫かれている—天で起こるすべてのことは、天におられる神の永遠の光によるものなのです。冒頭、高声部は和声的な機能を果たします。旋律は低声部に委ねられます。中間部では、旋律は中声部に与えられます。終結部のみ、高声部がメロディラインを引き継ぎ、他声部はそれに追随します。最後のイ長調の和音は、まっすぐ「永遠」に向けられた三和音です。
この曲を演奏することで、それぞれの合唱団の声が最大限の力を発揮できると信じています。

製本版とデジタルスコア版(ダウンロード版)の2種類あります。以下でどちらかを選択して下さい。

説明

作曲者: Vytautas Miškinis
作詞者: Christina Rosetti、St. Ambrose、工藤直子
声部: SSA
伴奏: 1,2,4 ピアノ 3 アカペラ
言語: 英語、ラテン語
演奏時間: 15’00”
ページ数: 32

【演奏動画】