この作品は、山形県鶴岡市の羽黒高等学校合唱部のために元々混声版だったものを女声版に改訂編曲したものです。2018年、福島市音楽堂で開催された「第11回声楽アンサンブルコンテスト全国大会」で初演されました。松尾芭蕉の俳句「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」をテキストにして透明で柔らかな優しい『音空間』を創りたいと願って作曲しました。冒頭の文字で記載している部分は、合唱団の皆さんで色々と工夫して楽しんでやってもらえれば嬉しいです。しんしんと雪が降る山寺、芽吹きの時がやってきて生き物がごそごそ嬉しそうに動き出す春、柔らかい雨が降りやがて夏になり蝉が鳴く。いつまでもそんな地球であるようにと願います。div.は少ないので少人数アンサンブルにも適しています。
製本版とデジタルスコア版(ダウンロード版)の2種類あります。以下でどちらかを選択して下さい。
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作曲者: 丸尾喜久子 句:松尾芭蕉 声部: SSAA 伴奏: アカペラ 言語: 日本語 演奏時間: 4’27”(初演時) ページ数: 8
【演奏動画】